滅菌対策のためのコスト捻出方法

滅菌対策のための経費は、どのように捻出すれば良いのか

無駄な費用をコストダウン

  • ディスポーザブル系の備品価格を見直す
  • カタログだけに頼らない
  • ネットを利用してより安い業者を探す
  • 高価な薬品の過剰な使用を慎む
  • 使う物の価格・使用量を徹底的に見直す
使い捨て品のコストダウン

はなだ歯科クリニックでは、手袋や注射器、紙コップ等、ディスポーザブル系の備品の価格を徹底して見直すことから始めました。必要十分な品質は確保した上で、1円でも安い仕入れ先を見つけるよう、調査と相見積を徹底しました。

カタログだけに頼らない

歯科医の中には、医院に出入りする販売会社のカタログだけに頼って備品を調達しているところもあると聞きますが、それは甘すぎます。ネットが発達した時代ですから、検索などを通じてもっと貪欲に「より良く、より安い業者」を探すべきです。ディスポーザブル系は、毎日使う物なので、5%のコストダウンであっても、年間を通じれば大きな差が出てきますから。

高価なものの使い方・使う量を見直す

また、高価な薬品の【過剰な使用】を慎むこともお薦めします。一瓶1万円(一滴60円)の薬を買って、それを三滴も四滴も、無造作に使っている先生を見たことがありますが、その薬の特性を考えれば、使用量は一滴でも医療の質は落ちません。

このように、日々使用しているものの価格や使用量を徹底的に見直すことで、滅菌対策を行うための費用を捻出していくのです。

滅菌対策にかかるコストを抑える

「通常の滅菌処理が不可能な備品に、唾液や血液がつかないようにするためのビニール袋」についても、ディスポーザブル系の物ですから、なるべくコストを抑えたいところです。

最初の頃(2006年~2009年)は、既製品で良いものがなかったので、アスクルでビニールを調達して、スタッフがヒートシールカッターで密封処理を施し、自作していました。

既製品は、ほとんどは黄金比サイズであり、歯医者に使い易いサイズの物がほとんどありませんでしたし、あっても値段が高かったので、見送っていました。

そんな中、ネット検索を通じ、ビニール袋メーカーの豊ファインパックを知りました。寸法や仕様がオーダーメイドできて、しかも何より価格が安い!なんと医院のカタログで買う場合の四分の一の価格でした。以来、豊ファインパック製のビニール袋を、感染防止対策用に使い続けています。

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